腎臓内科では腎臓病全般の診療を行っています。特に慢性腎臓病は成人の8人に1人が罹患していると推測され、頻度の多い新たな国民病として注目されています。慢性腎臓病は進行すると腎不全に至る可能性があり、予防や早期発見が重要です。腎臓内科では、かかりつけ医と連携し腎不全への進行予防に向け腎臓病の診療にあたります。
1.蛋白尿や血尿、慢性腎炎やネフローゼ症候群の精査
尿検査、血液検査、画像検査や腎生検を行い、正確な診断をします。
2.慢性腎臓病(CKD)の治療
糖尿病性腎症や腎硬化症、慢性腎炎や多発性嚢胞腎などの慢性腎臓病の治療を行い、
腎不全や透析導入への進行の抑制をはかります。
3.急性腎障害(AKI)の診断と治療
急激に進行する腎機能障害の診断と適切な治療を行います。
4.血液透析の導入
慢性腎臓病で透析が必要になった患者さまに対し、計画的にシャント作成を行い、
合併症を起こさないように適切に透析療法へ移行します。急性腎障害で透析が必要と
なった患者さまには緊急の血液透析に対応いたします。
5.血液透析の管理
血液透析を行っている患者さまは透析合併症を起こさないように定期的な検査を
行い十分な透析治療を行います。シャントトラブルに対し、経皮的シャント拡張術
やシャント再建術を行います。恵那市を中心とした近隣の透析患者さまに対し、通
院透析を受け入れています。送迎サービスを行っています。さまざまな疾患で入院
が必要な透析患者様の入院中の透析を行います。
6.特殊な血液浄化療法
適法のある患者さまに対し血漿交換、免疫吸着療法、LDLアフェレーシス、エ
ンドトキシン吸着療法、白血球吸着療法、腹水濾過濃縮再静注法などの特殊なアフ
ェレーシス治療を行います。